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サイディングはメンテナンスが大事!時期や長持ちさせるコツ

現在外壁工事に主流で使われているサイディングは張るだけでできてコスパもよくデザインも豊富で人気ですが、張って終わりではなく定期的にメンテナンスをすることが大事です。

この記事ではサイディングを綺麗に長く維持するために適したメンテナンスの方法やメンテナンスの時期やタイミングについて説明していきます。

サイディングをメンテナンスしないとどうなる

サイディングはメンテナンスフリー外壁と言われることが多いですが、外壁なので常に雨や風・紫外線などにさらされているので定期的にメンテナンスをしないと劣化をしてしまいます。

サイディングの劣化が進んでしまうと、外壁の防水機能が失われてしまい雨水が躯体に侵入してしまうので、家の寿命が早まってしまうことにもなりかねません。

他にもひび割れがあった場合、その箇所から入り込んだ水分が凍結してしまうことで膨張をし、圧力で外壁がさらにひび割れてしまう凍害やシロアリにより家を侵食されてしまうこともあります。

このようなことからサイディングは定期的なメンテナンスが必要です。

綺麗に長持ちさせるメンテナンスのコツ

サイディングを少しでも長持ちさせるためのメンテナンス方法がいくつかあるので見てきましょう。

劣化の進行を抑えるために掃除をする

まず、すぐにできるものとして定期的に掃除することが大事です。

外壁には塗装がしてあり、塗装には防汚性・防水性・防カビ性・遮熱性といった機能を発揮することで劣化の進行を抑えてくれる効果があります。この効果は塗装剤によっても異なります。

しかしこの塗装が剥がれてしまうと十分な機能が発揮できなくなってしまうので劣化に繋がるので、掃除をすることで劣化を抑えることができます。

掃除の仕方は外壁を傷つけないように、洗車用など柔らかいモップやブラシを使って掃除をするのがおすすめの方法です。今は家庭用の高圧洗浄機も販売しているのでそちらを使用するとさらに手間が省けます。

定期点検をする

定期的にプロに方に診てもらう「定期点検」を受けることも大変重要で、プロの方に診てもらうのは面倒に思うかもしれませんが点検できる機会があれば必ず受けるようにしましょう。

プロに頼むことにより自分では気づくことのできない、不具合や劣化を見つけてもらうことができます。

その少しの不具合や劣化を見落としてしまうと場合によっては本来の期間より早く外壁を取り換えなくてはならなくなる可能性があります。

コーキング補修は必須

外壁を長持ちさせるために、外壁材を繋ぐ間にサッシと窓ガラスとの隙間などに使用されるコーキング補修が必須になります。

サイディングの種類にもよりますが、樹脂系サイディングはコーキングを使用していないので補修は不要です。

コーキングは外壁材よりも劣化の進行が早く、劣化をして箇所から雨水が入り込んでしまい外壁材の木部が腐食してしまうことがあります。

また木部だけにとどまらず住宅の内部に侵入してしまう可能性もあるのでコーキングの劣化には気をつけましょう。

塗り替えをする

外壁を塗り替えすることは絶対必要といえます。

時間の経過とともに外壁はさまざまな劣化症状がでてくるので、それを放置してしまうと外壁材がダメになってしまうだけではなく家の内部まで劣化してしまいます。

定期的に塗り替えをすることにより塗装の効果を復活させることができるので覚えておきましょう。

メンテナス時期やタイミングとは

メンテナンス時期はサイディングの種類によっても異なります。

窯業系サイディング

メンテナンス周期7~10年

窯業系サイディング自体の寿命は30~40年あると言われていて、ほとんどメンテナンスが必要ないと思われている方が多いです。

しかし実際はサイディングよりも先にコーキング材やサイディンの表面の塗装が劣化してしまうため7~10年周期でのメンテナンスが必要になります。

金属系サイディング

メンテナンス周期10~15年

セメントを主材としているため、水の浸み込みやひび割れが少なく一般的なメンテナンス周期は少し長めです。

しかし金属特有のサビには要注意が必要で、沿岸部など立地の状況によっては想像より早くサビなどの症状が発生する可能性があります。

木質系サイディング

メンテナンス周期10年前後

木質系サイディングは湿気に弱いため、長期間にわたり濡れた状態が続いてしまうと腐食に繋がります。

木材なので劣化してしまった箇所を塗料で塗り替えるのは困難なので、少し早いかなと思うくらいでメンテナンスをおこなうようにしましょう。

樹脂系サイディング

メンテナンス周期10~20年

優れた耐久性のある樹脂系サイディングですが、弱点は紫外線です。

紫外線を浴びることにより樹脂同士の結合が切れてしまい、徐々に弾性が失われてしまいます。

こういった場合は紫外線をさえぎる塗料を施工したり、張り替えがおすすめです。

 

サイディング材に関してはこのようなメンテナンス周期になりますが、サイディング材を繋ぐコーキングの寿命もあり約7年~10年と言われています。

目安として新築や前回の打ち替えから5年たったら定期点検をおこなうようにしましょう。

メンテナンスの劣化のサイン

サイディングの劣化症状はいくつかあります。

コーキングの劣化

コーキングはつなぎ目のゴムのようなもので劣化が進むと雨水は入る可能性があるので注意が必要です。

チョーキング現象

外壁の表面にチョークの粉のようなものが出てきたら外壁の防水機能が失われてきているサインなので発見したら早い段階で業者の方に相談しましょう。

ひび割れ

ひび割れを放置してしまうと雨漏りやカビ汚れが内部まで根付いてしまうので早めに塗り替えを検討が必要です。

カビやこけ

汚れはつきにくくなっている物が多いですが、塗料が剥がれてきてしまうとカビやこけが付きやすくなってしまうので見つけたらメンテナンスをしましょう。